法律相談で

 一般法律相談であるのが,「(無理)な要求貫徹が法律で可能か」というミラクル的な相談がだいたい3分の1くらいの比率である。 あわよくばこうなるといいという身勝手な要求が叶うかなという類のものである。まあ,相談に出てくるのにある種のエネルギーが必要なのでやむを得ない面もあるが。
 
 しかし法律は,要件に当てはまればある法律効果が発生するというものに過ぎない。
 そうそう,大層な法律効果はなかなか望めるものではない(ごくまれにあるが。)。
 よって,法律や社会的状況・常識を解説しながら説得することとなる。そんなんで,法律相談のあとは人間のいやな欲望に接しどっと空虚な疲れが押し寄せることとなるのである。
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