2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

時効が迫って

時々刻々と時効が迫っている案件を手掛けていて,ちょっと忙しいこの頃である。簡単に訴状等が書ける事案であればよいのだが,複数人の訴訟なのでなかなかそうはいかないのがそれに輪をかけている。無事終了すれば一息つけるのだが。 また,被疑者弁護の件も…

新入会員歓迎会

今日は,三名の新入支部会員のための歓迎会があった。そのうち59期の方は2名である。段々人数が増えていることか実感される。 59期の新人を見ていると,年はそれなりにいっているのであるが,かなり初々しい感じがする。1年ぐらい経って世間の荒波に揉…

過払金の返還交渉で

過払金の返還交渉をしていると,「当社の計算ではoo円となっております。」とよく言われる。まあ,微妙な違いはあるけれども大体は一致している。なお,何回も確認しているので,自分の計算は間違っていることはない。 しかし,かなり金額のずれがある案件…

受任通知の発送時期

債務整理を受任すると受任通知を出すが,これを出したことにより業者からの督促がとまるとなぜか安心してしまう債務者が多いようだ。分割払いの着手金なども一度も払わないし,中には連絡が余り取れない依頼者もいる。厳格に誓約書などを書いてもらう必要も…

日曜日

昨日も今日も事務所に出た。かなり仕事が溜まっているからである。債務整理事件,刑事事件,労働事件などを処理した。弁護士業務はいろいろ手間暇かかる手作業なので時間がかかるものである。日曜日は,電話などに煩わされることなく集中できるのでいい。で…

未払い賃金請求

昨日は,午前中は法律相談をして,午後は刑事事件を二件処理した。一件目は,結審したが次回判決まで3週間となった。保釈中の被告人は真面目な人なので,公判に臨むに当たりかなり緊張していた。私も最初の事件の時はとても緊張したのを思い出した。 その後…

調査官調査

今日は,家庭裁判所の調査官調査に立ち会った。調査官調査に弁護士が立ち会うかどうかは定かではないか,それは当事者の意向次第のようである。 調査官の質問に対して,申立人が答えるのだが肝心なところで私が補充したり,付け加えたりした。 その後,調査…

外出ディ

今日は1日外出であった。しかし,午後にちょっと停滞気味となった。まず,警察署では,被告人が検察調べで警察を出ており遠路はるばる行ったのに結局接見は空振りとなった。裁判間近の被告人としては珍しいことである(私は初めて)。まあ,本件は追起訴が…

取引履歴の一部開示

10月に入ってから,あってはならないことではあるが,大手サラ金が一部しか取引履歴を開示しない傾向にあるような気がする。 最近受任した依頼者の取引履歴の開示を請求したところ,判で押したように約10年ちょっとの履歴しか送ってこなかった【引き直し…

(将来の)法曹になるためのリスク

1 【法科大学院学費等リスク】まず,大学の法学部等を出た後,法科大学院入試を突破し法科大学院に入学する。合格率が高い大学院へ行くためには相当の努力を要するし,入学後も授業やゼミ,課題などを相当にこなした上で,司法試験対策もしなければならない…

刑事弁護経由債務整理

国選私選を問わず,刑事弁護を引き受けて資料を検討していると,かなり借金している人がいて同時に債務整理を受任することも多い。 借金整理もすることにより,今後の生活を刑事民事両面に渡って根本的に改革することができる。 ある被告人が言っていたが,…

1日法律相談

今日は市主宰の1日何でも相談の日であった。その中の,弁護士が担当する法律相談をしてきた。相続,近隣境界,賃貸借など12名の相談を受けてきた。受任につながるものは例によって無く,忙しいことも相まってかなり疲れました。弁当が出ただけ救いか。 相…

弁護士が酒気帯びで現行犯逮捕

言語道断です。この方は,刑事弁護をやっていなかったのでしょうか。法廷で裁判官の方が,「自動車で酒飲みに行くこと(帰りも同じ)は,自分や他人とってあらゆる意味での危険を冒してまで,する価値があるんですか。そんなに大事なものなんですか。」とおし…

新人弁はつらいよ

相談者の話も時間いっぱい聞かずに,収益にならずかつ厄介なクレサラ案件(扶助にも当たらず,かつ免責不許可事由がうかがわれる)をクレサラ相談中に電話を架けて当事務所に回してくる先輩弁がいる。今日で2度目である。前の事案は(扶助にも当たらない),受…

弁護士会から届くファックス

研修会場で,弁護士会から届くファックスが多くて大変だという声を耳にする。確かに,日弁連やら国選や金利引き下げに関するものなど多数のファックスが届く。まあ,それらの中に大事なものもあるのだが,大概はちょっと?なものである。全部読んでいたら大…

研修講師の端的な発言

日弁連研修で,経験10年の研修講師の端的な発言は弁護士業務の特質をよく表している。法律相談や問い合わせへの回答は瞬発力 法律相談や顧客からの相談・問い合わせには,瞬時にある程度の方向性をもって応えなければならないということである(経験を積む…

事件終了後のアフターケア

刑事手続きでは,アフターケアは余り問題になることはない。国選事件などでは,事件終了後連絡してくるということは殆ど無い。被告人としても,恥ずべき行為については忘却の彼方に押しやりたいのであろう。 ただ,被告人が,例えば保険の請求をしていて「ど…

被疑者弁護について

被疑者弁護では,何にもまして「頻繁な接見」が重要である。否認事件ならば,取調状況を聞いて否認をサポートし,さらに親族など外界との交流の媒介ともなるのである。 次の任務は,捜査機関への各種申立や意見書を通じて働きかけをすることである。そこでは…

平成18年度旧司法試験論文合格発表

合格者は,542名であった。 短答合格者は,3717名であり,合格率約14.6%と厳しかった。 しかし合格点,133.75点はそれ程高くない。 合格上位校は,東大92,早稲田79,慶大55,京大44,中大44などとなっている。 この542名に…

保護観察付執行猶予

今日の事件は,保護観察付執行猶予で終わった。ギリギリセーフという感じである。昨日遠路はるばる接見に行った甲斐があったのか。 保護観察付執行猶予判決があると,判決時「このあと書記官室に来て下さい」と告知され,必ず書記官室で保護観察の説明が被告…

労働事件

最近,労働事件を受任した。未払い賃金を請求するというものである。賃金計算は,かなり複雑なものとなっており,計算が大変そうである。また,労働法関係の専門書・マニュアル本なども改めて読み込まなければならない。 ただ,事件を受任すると本を読んでい…

勾留延長

勾留は,「やむを得ない事由」があるときは延長できるが,実際の所かなり安易に延長されているようだ。嫌疑が明らかに不十分なのに,さらに取り調べするために勾留延長がなされた。被疑者は,房の生活でかなり精神的にやられており,相当しょげていた。 人気…

日弁連研修

昨日は朝から日弁連研修であった。慣れない座学でかなりくたくたになった。午前中は,講演が行われたのだが,かなり役に立つものであったし,午後の小教室での授業も為になった(後でその中から気になったキーワードなどを書いていきたい)。 5時に終了した…

クレサラ相談

昨日は午後,目一杯6人のクレサラ相談をした。30分という時間で方針決定・納得というまとめまでもっていくのも,なかなか大変である。三時間半以上ぶっ続けで相談していると頭がボーっとなることもある。 ただクレサラは,純粋過払い型,一部過払い分割任…

いよいよ10月

光陰矢のごとし。早いもので,今年も4分の3が過ぎ去った。10月ともなると,何か年末が近づいているような気がする。平成18年もあと3ヶ月である。精々頑張ろう。 さて,今被疑者弁護をやっているのだが,被告人弁護と異なり,捜査の生々しい場面に遭遇…