マンション管理士試験の受験申込者が発足以来4年連続減少
マンション管理士試験は,今月の27日に行われるが,受験申込者がまた減少した。
平成13年 109,520人
同14 62,124
同15 43,912
同16 36,307
同17 30,615
というように,一貫した右肩下がりで減少している。まあ,平成13年は試験制度がはじまるということで過度なバブル人気にはなったのであるが,それにしても凄い減り方である。
その理由を考えてみると,まず名称独占資格にはあまりメリットがないこと,昨年の問題が難しすぎたこと(私は,昨年受験したが問題が極めて難しく33点しか取れず落ちたと思ったが,合格点は30点で合格していた。)などが考えられる。
しかしながら,マンション管理士試験は区分所有法や管理規約,設備など幅広い知識を問うており,学習意義のある試験と考えられること。また,マンションはH15年末で447万戸に達し,H22には築30年以上のマンションは90万戸にもなり,マンションのストックマネジメントの時代が到来していること。さらに管理の質を評価してマンションを格付けしょうという管理の登録格付け制度も始まっており,マンション管理士の活躍の余地は大きいものといえよう。よってこの減少も,来年は歯止めがかかるであろう。