atsuhirolaw2005-12-06

 先日の結婚式でみんなに再会したが,中にはもう国選弁護を受けて警察署に接見に行っている者もいた。
 さて,実務修習では刑事裁判法廷傍聴を3ヶ月間継続的に行うのだが,そこは将にいろいろな被告人が現れては去っていく人間交差点のような場所である。また,被告人だけではなく,被告人の親族や被害者なども証人や傍聴人として現れ一層複雑な様相を呈する。
 その中で印象に残っている人物は何人かいるが,接骨院の先生に強制猥褻をされた(触られた)被害者はその中の1人である。20代後半の彼女は,法廷で堂々と被害者陳述を被告人を睨みつけながら述べて,さらに弁護人などに食ってかかる場面もあり,最後の執行猶予判決時(200万の示談成立による)には,法廷の廊下で怒号し壁を蹴りまくっていたのである(その気持ちは解るが)。