宝くじについての考察ーロト6(50)

atsuhirolaw2006-01-09

 私は2年くらい買ってないが,ロト6について今週(抽選12日)2億6千万のキャリーオーバー(co)が発生しているので,この際少し考えてみたい。
 ロト6は,1〜43までの内6個の数字を選ぶものであり,1等の確率600万分の1である。売上(毎週40億円前後,ちなみにミニロト10億,ナンバーズ4億である)の8パーセントが1等の賞金に充てられ,1等は最高2億(co時は4億)が当たるものである。
 確かに,高額当選があるが,総還元率は約45%(通常の宝くじとほぼ同じ)であり,買った時点で半分以上の金額を損するマイナスサムゲームであり効率は当然甚だしく悪い。ただ,Ⅰ日本ではジャンボ宝くじとロト6しか1億円を越える高額当選の夢がみられるものはないこと(海外宝くじを日本で購入することは違法である),Ⅱ当選金には税金がかからずー既に55%も取られているので当然かー(海外のロトー還元率50〜60%では35〜50%の税金がかかる),Ⅲco発生時は還元率50%位にアップするのでこの時買うのは庶民のささやかな抵抗としては肯定されてよいであろう。
 昨年10月に2回のco発生時には,売上が38億→48億→90億と顕著に売上が増大しており,皆同じことを考えているようだ(写真は宝くじガールー幸運の女神)。