国選弁護について

atsuhirolaw2006-02-28

 今日裁判所の中にある弁護士控え室の,いわゆる国選カウンターを見てきた。まだ受任はしていないのだが,見せてもらったものにはなぜかいわゆる交通死亡事故である業務上過失致死事件が多かった(おいおい新米にいきなり業務上過失致死かよと突っ込みたくなったー加えて留置等がなされている警察署が遠いのばかり)。
 なぜ業過致死事件が余っているのか。はやり理由があるのだろう。1人の生命が奪われているという厳然たる事実,被害者遺族の処罰感情ー示談に行くのも大変だろうーましてや国選,金があるわけはない,また死人に口なしの通り加害者に有利に事実が認定されていることもあるーこれが遺族にとって不満となる。これらの理由により敬遠されているのであろうか。
 しかしながら,私は初回とは言わないが,いずれ受任して最善の弁護活動をしなければならないだろう。それが私の責務だからである。