警察の留置場から拘置所へ

 弁護を担当している被告人が,警察の留置場から拘置所に移監された。
 刑事訴訟の建前からすれば,「代用から原則に戻った」のだから歓迎されてしかるべきなのだが,被告人の妻などは「被告人が何か悪いことをしたのか」と考えるほど,拘置所の評判は頗る悪い。前にも書いたが,東京の拘置所などは建て替えられてきれいであるが,その他地域の拘置所などはあまりにも前近代的な施設で居住環境が悪いからである。

 また,接見禁止の一部解除が認められて妻との接見が自由になったことと時期を同じくして,拘置所に移監となったのも検察官の心裡に何か理由があるのかと勘ぐってしまう。

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