元被告人からの手紙
国選弁護についてのアンケートが廻ってきた。来年から被疑者国選の対象が拡がることや裁判員裁判に関するものである。
それによると,従来の被告人国選の約8割が被疑者国選対象事件になるという。これに対応するためには,被疑者国選登録者を増やさなければいけないと。
さて,国選業務は労力に比して報われないという側面があるが,それのみではない価値も担っている。
近時元被告人からの手紙が届いた。行った刑務所の様子とか,いろいろ良くしてくれてありがとうとの趣旨のものが書かれていた。
こういうものがあると,彼自身の再犯の可能性は低減しているだろうし,何かうれしいものがある。自白事件については,こういうフォローも貴重な弁護士業務の一端であると感じるのである。
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