簡裁訴訟

atsuhirolaw2008-05-29

 法律相談において,簡裁で(本人)訴訟を提起されて訴状が届いて被告となった者からというものがままある。答弁書の書き方などを含めて相談に応じるのだが,見ていると全く根も葉もないわけではないが,「相手方が気にくわないから法律上の衣をまとったケンカを仕掛ける」が如くの,法律上の根拠の薄弱な「訴権の濫用」とも思われるものが多い。
 被告としては放置しておけば敗訴するので,付き合わざるをえず,甚だ迷惑な話である。
 ご近所や当事者間の紳士的な話し合いで済んでいた問題が訴訟として持ち込まれているような気がする。
 まあ,そんな訴訟も介入していくこともできるのだが,費用対効果を考えると法律相談の時間を(無料で)延長して答弁書の体裁を整えるにとどまらざるを得ないのが実情である。
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