司法試験の合格祝賀会

atsuhirolaw2005-11-25

 先日法務省から新司法試験の受験案内が発表された。
 http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/shin01.html
この実施要領によると,試験は5月19日から23日までの間の4日間で短答・論文を一挙にこなすという過酷な日程で実施され,発表は9月21日となっている。研修所には10月終わり頃に入ることになる。修習は1年なので,平成17年合格の60期から約1〜2ヶ月遅れの平成19年11月頃研修所を出ることになる(したがって,早くもこのとき2500人の研修所修了者に関する問題が起りうる。)。
 ところで,今年から司法試験の合格祝賀会が,例の伊藤塾のクルージングを除いて無くなったようである。私は,LECと辰巳のに参加して(他に早稲田セミナーがあった)それなりに思い出があるのでなんとも寂しい感じがする。入門講座へ掲載する合格者の実名入り写真撮影をやらなくなったことが原因であろうか,結局予備校側にメリットがあまり無くなったせいであろう。合格祝賀会が無くなったことは,司法試験合格にあまり価値が無くなったことを暗示しているような気がしないでもないが。
 その代わりといってはなんだが,今年人材を欲しがっている司法支援センターがガイダンスと銘打って祝賀会を開催した(11月21日)。60期からも約100人位採用予定なので,優秀な人材を採ろうとアピールする腹づもりなのであろう。しかし,支援センターへの就職は大いに問題のあるところである(この点は後に触れたいが,確かに実務能力はつくがー刑弁のみはそれも困難ー要するに3〜5年の使い捨てということである。)。時代の移り変わりを実感するところである。