株価の行方(54)

atsuhirolaw2006-01-13

 日経平均は16000円を突破し順調に高値を更新している現在,今年の株価の行方を少し占いたい。
 結論から言うと,平成12年正月の状況に似て今現在相当の高値圏にありこれ以上株価が上昇することは余り期待できないであろう。PER,PBR等の株価指標も合理的に説明できない水準に来ているし(相当将来の事柄までも株価は織り込んでいることになる),また2部株やジャスダック(店頭)がかなり上がりはじめており経験則上目先天井を示しているからである。
 こういう状況になると,全員参加型の仕手株(平成2年の本州製紙など信用売りの踏み上げを伴うもの)が登場するのが定番であり,今年は仕手株が乱舞するであろう。とてもリスキーな相場展開(なにか変なニュースがあるとドカーンと下がることもある)なので,ここからの参戦は慎重にいかなければならない。