警察署での接見

 今日とある警察署(代用監獄)までバスで赴き,被告人と接見してきた。受付で,登録番号などを含む詳細な必要事項を書き込み,やがて接見室へと案内された。ジュラルミン製の仕切りがあり,そこは3人位入れるようになっていた。
 
 さてその後被告人が現れた。被告人は起訴事実はその通りであることを認め,さらにその後の弁護方針などを話し合った。執行猶予中の犯行であることが痛いところである。30分余りの接見だが,あっという間のことであった。
 
 なお,年度末ということもあり,検察庁の事務が輻輳しており,この事件の証拠開示は3月末とのことである。従って,起訴事実しか知らないで接見に臨まざるを得なかった。記録開示後に初めて接見する弁護士もいるが,被告人の利益のため私はなるべく早く接見するようにしている。