また勾留されている被告人から電話

 またある警察署から被告人が呼んでいるとの電話があった(被告人は直接電話できない)。これで4回目。これまで,3回行ったが,行ってみるとまた話を聞いて欲しいという内容で別段緊急の事柄ではない。同一警察署の他の被告人からも,同趣旨の電話が2件。同一署内で感染しているのか。

 確かに,迅速かつ頻繁な接見は被告人の権利保護にとってよいことである。私も時間がある限り,会いに行くのはやぶさかではない。
 ただ,何回もせつっかれると心理的に圧迫されてくるし,他の案件もあるのであまり国選事件に時間を割く訳にもいかないのも事実である。さらに,何回も接見しても報酬はほぼ変わらない(無料奉仕となる)にもかかわらず,その警察は片道1時間もかかる遠いところにあり,接見に行く度にかなりの額の交通費も飛ぶ(自腹)。
 少々,困ったものだが,結局は会いに行き土日にしわ寄せが及ぶ。
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