10月からの国選弁護報酬

 法テラスへ国選業務移行に伴い,報酬基準も新しくなった。
弁護士の労力を反映させた客観的基準をキャッチフレーズに,基本的指標を被疑者弁護については「接見回数」,被告人国選については「公判期日」に置いている。具体的には,
 被疑者国選:初回接見24,000円+2回目以降20,000円(4日に1回ペース)。
 被告人国選基礎報酬:公判回数1回70,000円(簡裁6万,公判整理手続有り1万円加算)+7000円(1期日につき,第3回までー地裁単独)となっている。
 さらに加算として特徴的なのは,判決期日出頭3000円,示談成立した場合(交通事故の保険を除く)の特別成果加算30,000円というのがある。
 示談加算は,従来は苦労して示談を取っても(4月から4件成立させている)全く報酬上考慮されていなかったので,なかなかいい制度である。
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