2回試験回想

atsuhirolaw2006-09-30

1493名(20クラス)中,留保者等107名が出たので,各組5〜6名程度が修習終了とならなかったことになる。
クラスで,カンパ金というものがあり1人2〜3万程度拠出して(今年は計140〜210万),これを5名にカンパする(30〜40万)ことが伝統的に行われている。これで追試合格発表翌日登録(12月15日)までの生活費にするのである。
また,今年はモニターに映された紙が6枚もあったというのも少し衝撃である。
 
来期以降も,2回試験(考試という国家試験)ではかなり留保者(ただ,追試の制度は来年は廃止されるそうである。だとすると,不合格となろう。)や不合格者が出るのではないか。
政策的に司法試験合格者を増やさざるをえない状況の下,司法試験に合格しても修習後に待ちかまえる出口たる2回試験で,質を確保するという観点からかなり厳格に審査するという方向性が最高裁から打ち出されたような気がする。
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