修習

二回試験

本日現行61期の二回試験の結果が発表された。受験者642人中(うち約70名が再受験組である。),不合格は33人(5.1%・約半クラス分)だった。 現行8組+1として,一クラス3〜4名で,5.1という数字は,昨年の12月の発表の4.8%と酷似し…

新司法試験組,初の2回試験

12月18日に発表があり,新司法試験組(新60期 約1000人)のうち986人が11月に2回試験(司法研修所の卒業試験)を受け,59人が不合格となった(なお,不合格者は来年8月に行われる,次の旧61期の2回試験を受けられる。 )。 今回の試験を,旧司…

修習時の成績が来た1

2回試験【筆記】優,良上,良,可,可下,不可の6段階 (教養)良(民事裁判)可(刑事裁判)可(検察)可 (民事弁護)良(刑事弁護)良 【口述】口述は,優,良,可,不可の4段階 (民事)優(刑事)優 うーん,予想していた通り,良くない。裁判系が可…

現行60期71名不合格

現行60期(平成17年合格)の2回試験の合格発表が本日あった。 今年から,合格留保-追試-の制度はなくなり,一科目でも水準に達しないと不合格となる。 不合格者は71名で,1468名中4.8%,ちょうど一クラス分,各クラス平均3〜4名である(20組…

2回試験不合格者ー合計16名に

司法研修所の卒業試験たる2回試験において既に9月の試験で10名が不合格となっていたが,97名の合格留保者が臨んだ12月の追試(最後の実施,来年から廃止)でも6名が不合格だったことが判明し,2回試験不合格者は合計16名に達した。 追試といえども…

2回試験回想

1493名(20クラス)中,留保者等107名が出たので,各組5〜6名程度が修習終了とならなかったことになる。 クラスで,カンパ金というものがあり1人2〜3万程度拠出して(今年は計140〜210万),これを5名にカンパする(30〜40万)ことが伝統…

59期2回試験結果発表(28日)

合格留保 97名(昨年30名)ー刑弁46名,民裁29名 不合格 10名(昨年1名) という結果であった。 合格留保者は,12月1日前後の「追試」に合格すれば修習終了となる。 不合格者は,来年の後期修習から合流し,60期生が受ける2回試験を改めて…

2回試験の追試が今年限り

ある修習生のブログをみていると見出しのような記事があった。2回試験に落ちると,また翌年の2回試験まで待つことになるという。 2回試験は,記録が渡されて起案していくのでかなり不確定要素のあるものなので,一層リスキーな雰囲気になるのではないか。…

60期司法修習4月17日開始(125)

平成17年現行司法試験に合格した60期の司法修習が17日から始まる。桜咲く和光の司法研修所が賑わう季節である。修習期間が1年4ヶ月に短縮されたので,各科目について事前課題がかなり出ているようである。 60期は19年8月下旬に修習を終了するこ…

あいさつ回り

研修所を出るとお世話になった実務庁に挨拶に行くことが慣例になっている。今日は,裁判所の民事部へ手土産持参で挨拶に行ってきた(同じ部で修習した同期の現弁護士も付き合ってくれたー感謝!)。半年ぶりで懐かしかったが,様子は余り変わっていなかった。…

終了証書

昨日もらった証書(写真)は弁護士登録(弁護士法8条)のために必要なものであり,弁護士法4条の「司法修習生の修習を終えた者」であることを証明するものである。登録は所属予定弁護士会を通して日弁連に対し申請することになる(費用が12万程かかる)。終了…

さらば司法研修所part2

今日終了式があった。いよいよ司法研修所の修習を終了することになる。全教官立会のものものしい雰囲気の中ひとりひとりの名前が呼ばれて,代表が終了証を授与された後,所長の言葉があった。法曹の仕事はこれから長く続くものであり,1年1年努力していか…

さらば司法研修所part1

先ほど午後1時頃,司法研修所から「合格」の電話があった。明日の終了式で終了証書を授与され晴れて研修所を終えることになる(弁護士登録資格を取得することになる)。 合否の電話をこういう形で待つというのは初体験で,前回が「まさか」だったので,朝か…

借地借家法

いよいよ今年もあと1ヶ月になった。1年は早いものではある。平成18年を充実したものにするためにも,残り少ない平成17年を頑張りたい。 さて,司法試験では出題されないが,研修所や実務では賃貸借について借地借家法の理解が必須である。 借地借家法…

民裁起案はしんどいね。

今日は,民事裁判の起案でした。7時間半(昼食も記録を読みながらで)全く休み無しで起案しました。それでも,最後の事実認定は時間不足で粗くなってしまいました。うーん,民裁はとてもしんどいということを改めて実感しました。 事案は,請負契約に基づく請…

民事起案の事実認定

刑事系の科目(特に刑事裁判)について事実認定は極めて重要であり,修習でもかなりの時間が費やされるが,民事系についても実務上その重要度は勝とも劣らない。起案では以下の順で検討がなされる。 1,直接証拠(主要事実を直接立証する証拠,例えば契約書,…

要件事実論(3)ー賃貸借

最近は,時節柄民事裁判(要件事実論)の学習に接する時間が多いのでこの話題が多くなっていますが,もうすぐ終わるのでご容赦頂きたい。 さて,今回は賃貸借について検討したい。賃貸借では,賃貸借契約の終了に基づく土地・建物明渡請求が出題の中心である(…

要件事実論(2)

研修所では前期後期を通じ民事裁判(民事弁護でも)においては,問題研究要件事実(初歩的),紛争類型別の要件事実という本(これらの本は法科大学院でも使用されている。) http://www.hosokai.or.jp/item/annai/etc/houka.html をだいたい全てカバーする形で起…

■2005/11/17 (木) 要件事実論(1)

司法研修所に入ると,民事系の科目について要件事実論を学ばなければならない。要件事実論は,要するに民法の理解を,立体化して民事訴訟法の攻撃防御方法の構造(裁判規範としての民法)に組み立て直すものである。 例えば,売買契約に基づく代金支払請求をす…

■2005/11/12 (土) 民事系の起案について

民事系の考試(通称2回試験)や修習中の起案について,当該起案の出来不出来は一次的には問題(記録)の作り方にかなり依存する面が多い感じがする。 民裁については,配布される記録の訴状や準備書面で,訴訟物や要件事実に関する情報がどれだけ削られたり余計…