会社への被害弁償

 今日,会社組織となっている店舗に対する窃盗事件の被害弁償に行ってきた。電車でターミナル駅まで行って,そこから徒歩できれいなビルまで辿り着いた。
 受付で名前を告げると,パーテーションで区切られたスペースに案内され,ペットボトルの暖かいお茶が出された。
 さて程なく,係長さんが登場し,被害金額と示談書を渡すと上層部と協議にいってきたあと,ハンコをついた書類を頂いた。
 その過程で,被害品そのものの額以上の金額(人的手間とか付属品の破壊等についてのもの)の請求も検討すると言っていたが,上層部の判断で結局被害品価格だけでいいということになった。国選弁護人(報酬低廉かつ旅費自腹)が遠路はるばる来ていることが考慮されたのか,理由は不明である。被害品価格しか被告人から預かってなかったのでホッと胸をなで下ろした。
 もし,それ以上の額を正式に要求されたら(そうならイカって御社株を投げ売りするかも知れなかったが),被告人には「こういうこともあろう」と,事前にある程度説明していたので倍額位は払うつもりはあったが。
 会社を出た後雨の中を歩きながら,太っ腹な会社に少し感謝した。
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