示談による特別加算やっとGET(国選)

 以前のブログで,示談による特別加算
(内容:被害者と全損害について和解契約が成立し,その書証が公判で取調べられたことを要件に,国選報酬が2〜3万加算されること)
が却下されたと書いたが,今回はやっとの思いでGETした。
 それにしても法テラスはまたもや「やってくれた」のだ。

 判決があったので,結果報告書と共に示談書や証拠カードを法テラスにFAXしたが,程なくして帰ってきた金額通知は「特別加算なし」であつた。「またか。なぜ!」そのまま放置しておこうかと思った。

 しかし,暫し考えて,特別加算などは別に欲しくないけど,後学のためにその却下理由を知るため不服申立書を苦心して作成しFAXすると,法テラス担当者から電話があり「結果報告書のチェック欄や示談書・証拠カードなど全く見ずに金額通知した」ことが判明した(担当者は謝っていたが,不服申立をしなければ失念はわからなかった)。

 これはちょっとひどい。放置しておけば一週間で確定してしまうし,唯一不服申立しか許されない「処分的性質」を有する金額通知を適当にしているとは。現場で苦労して活動している弁護士としてやるせない気分になった。
 
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