堀江被告の裁判雑感

 堀江被告の裁判は,第一審で懲役2年6月の実刑判決が下った。この日の裁判では,刑事裁判のちょっとした機微も垣間見られた。

 まず,休廷については,無罪or執行猶予を主張していて実刑判決を聞いた後はなんとなく変な感覚に襲われるので,堀江被告が気分が悪くなったのは理解できるところである。

 また,再保釈の手続や再保釈の保釈金などについても,大いに勉強になるものである。
 実刑判決が下されると保釈は失効するので一度収監に準じる手続を経て,4時頃再保釈が出て,追加の保釈金2億円を納付して,釈放されるという手続がそれである。4時過ぎに,2億円の現金をアタッシュケースから出して,裁判所の会計に提出し100万円単位で機械で数えるシーンもあったのだろう。
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