未決勾留者もお金がないと

 未決勾留者すなわち,確定裁判を受けるまでの警察署の留置場にいる被告人は,身柄を拘束されて留置生活を送っているが,その生活の中でも多少のお金が必要である。

 
 例えば,雑誌や甘い物の購入が代表例であり,平均的な人で月に5000円はだいたい費やしている。その他に朝の9時頃に2〜3本だけ吸うことが許されているタバコや食事に出前をとるなどすればさらにお金がかかる。

 
 そういう事情なので,着の身着のまま所持金がほとんどない状態で逮捕されて,現金の差し入れもないような被告人は,雑誌やお菓子を回してもらう一方となるので,房の中でちょっと肩身の狭い思いをする。
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