■2005/11/16 (水) 事務所の賃貸借(1)

 事務所を借りるについては慎重に選ぶ必要がある。一旦決めたところを変更するとなると,敷金礼金をまた支払うのはもとより,事務所の記載のある書類等をすべて変更しなくてはいけないからである。とはいっても,既に修習中から決めていて,家賃も払っていた者もいるように,過度に慎重になることなく早く決めたいところでもある。
 その選定基準については,まず価格でありできるだけ安いことであろう。自分の開業予定地では,12万5000円も出せば40平方メートルの新しいビルの最上階が借りられるのであるが(このことを東京に勤めている弁護士に話したらびっくりしていた。ただ,東京でも汐留とかではかなり安い物件はあるようである。),あまり高いところを借りると固定費が圧迫してくるので8万円くらいの所を探しているところである。スタートに当たっては,身軽でいたいし,6万円の弁護士会費などの負担も大変だからである。
 地方ではモータリゼーション化が進んで,中心街の商業地の賃料は下落しているというのに,開業予定地では,なかなか良い物件が無いことに少し戸惑ってはいる。しかしながら,執念深く探していきたいところである。