弁護士ドラマ・花村大介(2000年夏放送)

atsuhirolaw2005-11-28

 今まで見た中で一番面白い弁護士ドラマは,なんといっても花村大介であろう。ユースケ・サンタマリアが演じる花村大介は,「こんな弁護士主役にならない」(キャッチコピー)というような全く普通の弁護士なのだが,心ある対応ができる男であり,ドラマでは「合い言葉は勇気」「人生とは気合いとはったり」と元気よく,かつ塗り強く事件を解決していくのである(視聴率13〜17パーセント)。
 共演のいしだ壱成水野美紀ともいいコンビで,全体としてとても勇気が出てくるドラマである。「人を不幸にするより,しあわせにするほうが楽しいに決まってるんだから!」(ユースケが痴漢被害を受けたと復讐のために虚偽の告訴をした女性を法廷で説得する場面)とか,「僕たち弁護士でなんですもんね。もっと人間のこと知らないと,僕なんかまだまだ・・」(いしだ壱成の発言)などが印象に残る言葉が多数ある正統派のドラマでもある。
 一時期ある事件があって,レンタル店から姿を消したことがあったが,現在地方局でまた再放送がなされているようである。
花村大介 第1巻 [VHS]