弁護士

公益活動負担金

公益活動への参加率の低い東京弁護士会では,国選事件を年1回以上行わない会員は,負担金5万円を負うという公益活動負担金という制度がある。 横浜弁護士会でも,刑事弁護や会務に参加しない1割強の会員に負担金を負わせるかどうかが議論がなされている(…

修習後即独立論1

修習終了後即独立は,現実にはかなり大変な面があります。まず,法律スキルについて,現実に実務をこなしていくには相当のことを自己の血肉として知っておかなければなりません。加えて経営の観点から,どこでやるかのリサーチはもとより,賃貸借や什器類の…

相変わらず

相変わらず,費用を払わない依頼者など無責任・我が儘な者が多い。 例えば,債務整理などを依頼する場合,過払金があればそこから費用を捻出すればいいのであるが,そうでない場合依頼者が払うことになるのは当然である。しかし,消費者金融への支払いに窮し…

異動・転勤の季節

年度末は,裁判官・検察官の転勤の季節である。弁護士会支部でも転勤する裁判官・検察官を送別する会が催された。 弁護士会では,転任された方の歓迎会は事の性質上質素に行われるが,反面送別会はかなり豪華である。 転勤場所も様々である。高裁へ上がる人…

 法律相談のピンチヒッター

本庁の法律相談センターから電話が架かってきて,かなり遠方の地で,明日の法律相談をやってもらえないかという。 幸い?日程的にはきつくなるが,明日の午後の法律相談にはなんとか行くことができたので「だいじようぶです。」と伝えたら,担当の女性はもの…

業務に於けるクレーマーへの対応

どんな商売でもそうだが,弁護士業務をしていく過程でクレーマー対策は考えておかなければならない。 彼らは,だいたい言うことは決まっている。筋の悪い(実現困難な要求)ストーリーで 「知識がないのでわからない。私はどうしたらいいか。」 などとこちらに…

弁護士会・会長選挙

会長選挙を2月に控えて,会長候補者達の選挙運動も白熱化しているようだ。次期会長候補が相次いで,私の小さな事務所を訪れてきた。いつもの郵便屋さんかと思って出てみると,偉い次期候補者の先生(反主流)だった。「某先生からも言われてます。票入れます…

弁護士生活していて

弁護士は「人間のもっとも醜いところを目(ま)の当たりにする職業だから,きれいごとではすまされない。」と言われることがある。 1年余りやっていて,確かにその通りだとおもう。 ただ第1に醜い部分は,ありのままストレートに出てくるわけではなく,微妙…

新入会員歓迎会

今日は,三名の新入支部会員のための歓迎会があった。そのうち59期の方は2名である。段々人数が増えていることか実感される。 59期の新人を見ていると,年はそれなりにいっているのであるが,かなり初々しい感じがする。1年ぐらい経って世間の荒波に揉…

新人弁はつらいよ

相談者の話も時間いっぱい聞かずに,収益にならずかつ厄介なクレサラ案件(扶助にも当たらず,かつ免責不許可事由がうかがわれる)をクレサラ相談中に電話を架けて当事務所に回してくる先輩弁がいる。今日で2度目である。前の事案は(扶助にも当たらない),受…

弁護士会から届くファックス

研修会場で,弁護士会から届くファックスが多くて大変だという声を耳にする。確かに,日弁連やら国選や金利引き下げに関するものなど多数のファックスが届く。まあ,それらの中に大事なものもあるのだが,大概はちょっと?なものである。全部読んでいたら大…

研修講師の端的な発言

日弁連研修で,経験10年の研修講師の端的な発言は弁護士業務の特質をよく表している。法律相談や問い合わせへの回答は瞬発力 法律相談や顧客からの相談・問い合わせには,瞬時にある程度の方向性をもって応えなければならないということである(経験を積む…

日弁連研修

昨日は朝から日弁連研修であった。慣れない座学でかなりくたくたになった。午前中は,講演が行われたのだが,かなり役に立つものであったし,午後の小教室での授業も為になった(後でその中から気になったキーワードなどを書いていきたい)。 5時に終了した…

司法支援センター動き出す

昨日見たら,司法支援センターの事務所が徐々に完成してきたようである。どうなるかはわからないが,新しい制度が動き出した感じがする。支援センター業務のうち,国選弁護については即決裁判名簿に登録した関係で,即決裁判がどのようになるか興味がある。 …

2007年問題1

うちの地域では,新たな司法修習となってなんと83名もの修習生を受け入れるという。一昨年が36名(一班9名),昨年が48名(一班12名)からすると劇的な増え方である。 任官・検者を除いた2300名もの司法研修終了者が誕生する2007年問題が徐々に…

弁護士会夏期研修

今日は,午後から民事裁判に出席した後,弁護士会の夏期研修に行った。新規登録者なので必修となっているからだ。県庁所在地にあるので,電車で小1時間かかった。 着いてみると,まあまあの出席であり年配の方もかなりいらっしゃった。テーマは平成17年重…

センスの良し悪し

自由と正義の平成18年4月号「ひと筆」で,東京地裁所長の金築判事が「センスの良し悪し」という文を書いておられ,極めて示唆に富むものであり何回も読み直している。以下ほんの少し抜粋する。 1 左陪席の起案について「裁判長は,少し言葉を足したり,…

仕事の波

弁護士業務では,突然仕事が舞い込んで来たり,また国選事件などは起訴状しかみられないのでどういう事件かは分からないので,蓋を開けてみないと具体的な仕事の情況が判明しないことも多い。 最近,少しいろんな意味で精神的に「筋が悪い」事件が続いていた…

弁護士会での旅行

明日(日曜)の朝から,支部の弁護士で年に一度恒例の旅行がある。弁護士は孤独な仕事とも言えるので,かなり親睦を図ることができるだろう。したがって,明日は更新できないと思います。

報酬の具体的な決まり方

報酬自由化の下,弁護士報酬についてどのように決めるかについて悩ましい問題がある。 まず,どういう報酬体系を採るか(少し安くするか,相場か)について,いろいろな考え方がありうる。 さらに,具体的報酬額については,一応基準(備置は義務である)はある…

支部管内に新たに開業者

5月から新に県内他の支部地域のイソ弁からこちらに開業して事務所を構えた人(57期)がいる。家賃も高そうな20坪以上のかなり広い事務所で,外付け看板も掲げている。かなり初期費用とか固定費が掛かるだろうと思われる。その人と,接見のとき警察署で…

委員会活動

弁護士は各単位会で,委員会に属して活動することも多い。私は成り行き任せで,労働問題委員会と刑事弁護委員会に属することになった。昨日,その労働問題委員会が県弁護士会館で夕方6時から開催された。いろいろな委員会に属して,いろんな人と出会うこと…

弁護士2700人時代2

昨年の11月15日にもこの話題について書いたが,その時点と現在とは考え方が少し異なってきた。 【就職の見地】 まず,58期より350人程多い59期の就職事情がそれほど芳しくないらしい。10%強の人が未だ決まってないそうだ。就職事情については…

他の裁判所

弁護士にとって所属する支部の裁判所は,勝手知ったる自分の庭のような安心感を覚えるものだが,他の支部の裁判所に行くと少々アウェーのような感覚を覚える。どこに何があるか分からないし,職員の顔ぶれも全然知らないからである。 ともあれ,今日も他の支…

日本司法支援センター今年10月から始動

今日はうってかわってうららかな小春日和である。 周知のように,法律扶助業務・公的刑事弁護業務・アクセスポイント業務・犯罪被害者対策業務等を行う日本司法支援センター(通称法テラス)が10月から業務を開始する。現在は,事務所の設置に関してかなり動…

日弁連ブロードバンド研修

日弁連では,東京で実施した研修の一部をインターネットで配信している。資料は千〜2千円の有料取り寄せだが,会員であればいつでも視聴できる。 この研修は,パワーポイントを使用し,かつドラマ風にしてあるものもあり,よく工夫されており分かりやすいも…

駅前でのチラシ配り

強風吹き荒れる中,駅前で春分の日行われる弁護士会主催イベント「憲法と人権」のチラシ配りをした。やはりチラシだけではなかなか受け取ってもらえない。チラシ配りの人の苦労が良く分かった。サラ金がやっているように,ティッシュに小型のチラシを挿入す…

県弁護士会へ

今日は午前中県弁護士会に行って,50枚1セット350円で職務上の請求書を買い,身分証明書の交付を申請し(3000円),印鑑登録をしてきた。 戸籍や住民票等を請求するための職務上の請求書は,某有名弁護士に濫用されたり,兵庫県の行政書士が探偵会社…

弁護士会館(東京)へ行く

今日は霞ヶ関の弁護士会館(写真,日弁連も入っている)へ行ってきた。地下のブックセンターで本をかなり買い込み,さらに地下の売店で各書式や領収書とゴム印や記録を入れる封筒やファイルまで買ってしまったため大変な荷物になってしまった。そのため,東京…

弁護士痴漢で逮捕(積極的な悪),判決偽造(消極的な悪)

1 痴漢で逮捕された34歳のF弁護士は,3年くらい前にも痴漢で罰金40万の略式命令を受け業務停止3ヶ月の処分を受けているので,今度は業務停止2年か退会という重い処分が下されよう。 http://www.sankei.co.jp/news/060306/sha060.htm 2 判決偽造し…