債務整理が減少している

 債務整理が減少しているようだ。東京や東京に近い三県の都市では,弁護士会のクレサラ相談の枠がなかなか埋まらない状況だそうだ(充足率40%にも届かないそうだ)。この状況は,19年の後半からだそうである。
 その理由は,インターネットなどの広告を出している(大)事務所に流れているとか,そもそも過払いなどがでる債務者自体が減ってきていることとか,いろいろ言われているがほんとのところはどうなのか。
 確かに,一時の相談枠をどんどん増やしていった状況とは様変わりしている。債務整理を扱う弁護士・司法書士もかなり増えてきているし,反面債務整理の相談者はそう増えるものでもない。要するに,供給が増えて,債務者の方も落ち着いてきたのだろう。相談がなくならないにしても,このようなレベルで推移するのであろう。
 現実の経営上は,弁護士増員問題よりこのことの方が切実である。
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