■2005/11/18 (金) 離婚調停・裁判あれこれ

 離婚の調停や裁判でいろいろな男女のケースを見てきたが,結局あっさり離婚が成立するかもめるかは,男女の置かれた立場の相関関係により決せられる。
 1相手が駄目な男の場合、粗暴あるいは兇暴な場合
 この場合女性は,お金を要求せず,離婚だけを望むので,男性側が同意すればあっさりまとまる。ただし,男性側がもめる場合もある。
 2相手が平均的な男性の場合、
 能力,社会的な地位が少しある女性は,男性に多くを要求せず,割とあっさり別れるケースが多い。これに対して,平均的な女性は平均的な要求をし,あるいは,大きな要求をし最終的には別れるものである。
 3相手の男性の能力,社会的地位,収入,資産が少しある場合,大会社勤務,おとなしい場合,実直の場合,恋人がいる場合。
 能力,社会的な地位が少しある女性は,男性に多くを要求せず,別れることが多い。
 平均的な女性は,男性を困らせることをし,大きな要求をし,そもそも別れたがらないものである。 例えば男性がが大会社勤務であり,おとなしくて実直であり,恋人がいる場合などは,奥さんの攻撃性を極めて高めることになる(このような荒れ狂う奥さんを調停室でみたことがある。)。
 このようにみてくると,離婚の際に顕在化してくる「結婚の実体」は,愛というよりも経済的基盤ということになろう。